理事長・院長倉津 純一

私たちにできること。
医療を通じてより笑顔に満ちた地域へ。

少子高齢化が進む中、国は地域包括ケアシステムの構築を推進しています。これは、医療・介護・福祉を行う地域の社会資源が連携して地域全体の健康と生活を包括的に支えていくという理念のもとに生まれたシステムです。

2005年に開設した当院は、熊本の民間病院では最大規模の630床を有しています。地域に託された公器として多種多様なニーズに応え、患者さま、ご家族の皆さま、そして地域全体が安心して暮らせる社会づくりに貢献したいと、この10年を歩んでまいりました。

次の10年。地域包括ケアシステムの実現とその満足度の追求が課題となります。各医療機関や施設との細やかな連携によるシームレスな入院、退院後の生活を想定しアウトカムにこだわる治療、そして、ご家族の皆さまも安心できる社会資源と結びついた退院。これら流れの中で、在宅復帰後の生活も含めて"生きること"に対する満足を地域の皆さまと考えていける、そんな病院をめざしていきます。そして、地域全体が満たされ「桜十字でよかった」という信頼を積み重ね続けられるよう努めてまいります。