病院機能評価
当院は、2020年2月に公益財団法人日本医療機能評価機構の病院機能評価を受審し、
定められた認定基準に達していることが認定され、2020年6月5日付けで認定証の交付を受けました。
病院機能評価で、9つの「S評価」を獲得しました!
「病院機能評価」とは、病院の医療の質を第三者機関が評価する制度です。評価を行う日本医療機能評価機構は、国民の健康と福祉の向上に貢献することを目的とする公益財団法人として1995年に設立。病院が備えているべき機能について、中立・公平な専門調査者チームによる「病院機能評価」審査を行い、一定の水準を満たした病院を「認定病院」としています。約90項目の病院機能を専門調査者が審査し評価しています。S、A、B、Cの4段階で評価され、S評価は「秀でている」とされています。
※最新の機能種別版評価項目 3rdG:Ver2.0にて受審した病院のS評価獲得数を、日本医療機能評価機構のWEBサイトの公開結果から当院が独自に集計。
急性期を含む全病院の中でも、S評価獲得数はトップクラス。
S評価項目を解説!
領域1 | 患者中心の医療の推進
地域への情報発信と連携
1.2.3 | 地域に向けて医療に関する教育・啓発活動を行っている
審査結果報告書より
健診センターでは、巡回バスによる健診も実施している。生き活き健康教室(40歳以上対象)は、毎月1回開催しケアや介護など多彩な内容で2007年より継続している。公民館などでの出前講座(年3回)では、リハビリ体操なども行い、健診センターでは健康講座を年3回実施している。地域交流を目的に「お花見会」を毎年開催し、幹部職員も参加し、地域の意見・要望も傾聴している。小児科では各学校で感染予防など保護者への啓蒙活動を行っている。また、失語症友の会が主催する「ともにスピーチ」を 2015年から地域の病院・施設と協働で実施している。テレビ熊本が実施する脳疾患や呼吸器疾患のセミナーも関係職員が担当している。NST研究会は毎年、地域の医療従事者を対象に研修会を実施し、2019年は10周年記念の特別講演を行い、450名程が参加している。口から食べるプロジェクトへの取り組みは、食事サポータ養成講座や食事サポータインストラクターコース、介護食料理教室、有料老人ホームなどへの「クチタベ」(口から食べる)の出前講座を行っている。リハビリ部門での講座や緩和ケア家族会の開催など、その活動や姿勢は高く評価できる。
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地域交流お花見会
「顔の見える病院」でありたいと、地域の方々をお招きして、院長や看護部長をはじめ病院スタッフがおもてなししています。ご意見を直接お聞きできる貴重な機会として活用しています。
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生き活き健康教室
月に一度「生き活き健康教室」を開催し、健康づくりや生活設計に役立つ知識や技術を情報提供すしています。健康教室では、血圧測定やリハビリスタッフによる健康体操も実施しています。
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桜十字病院 NST研究会
地域の医療従事者や介護施設スタッフ等を対象として、毎年NST研究会を開催。特別講師を招聘し、栄養や摂食嚥下についての学びを深める機会の創出に努めています。
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「口から食べるプロジェクト」を地域へ
在宅へのスムーズなバトンタッチと、継続的な「口から食べる」支援を目的として、地域の施設や公民館等に出向き、介護者への実践をレクチャーしています。
領域1 | 患者中心の医療の推進
継続的質改善のための取り組み
1.5.1 | 患者・家族の意見を聞き、質改善に活用している
審査結果報告書より
意見・苦情等の収集は、意見・要望BOXを専用用紙と共に病棟など14か所に設置し、理事長直通便としてパンフレット類やホームページに説明している。専用用紙はBOXヘの投函も可能であるが、その場で記載できないことを想定し郵送もできる。患者さま満足室を設置し、専従職員が意見・要望への対応を主導している。外来・入院患者の患者満足度調査は年2回実施し、患者さま満足委員会(毎月開催)で意見・苦情も含め対応している。対策は直接回答を基本とし、院内掲示も行い、理事長直通便は遅くとも翌月までに返答している。また、意見などは各部署にフィードバックし、原因を把握している。対策は実施後、1・3・6か月後に対策効果を評価し、継続的なモニタリングと評価も行っている。意見・要望に対する改善事例は確認でき、苦情に対しては苦情対応の流れ、苦情・クレーム対応マニュアルをもとに組織的に検討している。患者の声から紹介入院・退院について、紹介元(急性期病院等)だけでなく、かかりつけ医や施設などにも情報をフィードバックする活動も始められている。患者さま満足室や患者さま満足委員会の活動や取り組み姿勢は高く評価できる。
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理事長直通便
ご意見やご要望を直接理事長まで届ける、理事長直通便ボックスを設置。いただいたお声は患者さま満足室・患者さま満足委員会・各部署で共有し、より良い病院づくりに取り組んでいます。
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患者さま満足室
患者さまやご家族からのご意見を直接伝えていただけるよう「患者さま満足室」を設置。フリーダイヤル・メール等の方法も設け、気軽に連絡しやすいよう工夫しています。
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患者さま満足アンケート
年に2回、患者さま満足アンケートを実施。忌憚のないご意見をお聞きしたいと、選択項目と自由回答欄を設けています。記入の難しい方のために、口頭聴取も行っています。
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患者さま満足委員会
月に一度、患者さま満足委員会にて事例検討等を行っています。患者さまやご家族からの声を、医療現場の専門職から事務職まで多職種で持ち寄り、患者さま満足の向上に反映させています。
質改善の流れ
- ご意見
ご要望 - 対応検討
- フィード
バック
患者さま・ご家族からいただいたお声を患者さま満足室・該当部署で検討して対応、現場にフィードバックします。事例は患者さま満足委員会を通じて、全部署に共有されます。
- 1か月後 対策効果の
評価 - 3か月後 対策効果の
評価 - 6か月後 対策効果の
評価
対策の効果が有効に表れているかどうか、1か月後・3か月後・6か月後に評価・検証を行います。必要に応じて対策内容に変更を加え、患者さま満足の質向上に努めています。
領域1 | 患者中心の医療の推進
継続的質改善のための取り組み
1.5.3 | 業務の質改善に継続的に取り組んでいる
審査結果報告書より
病院機能評価の受審は 3回目であり、病院幹部を中心に組織的に検討・対応している。月 1回の患者さま満足委員会や医療安全管理委員会が中心となって個別の課題に取り組んでいる。2008 年から毎月1 部署の職員表彰を行い、毎年院内学会を開催し、各部署や多職種チームでの様々な取り組みの成果を発表している。苦情を契機に看護・介護職のオムツ交換、体位変換等の技術研修を長期に行い、2017年ケアリンピックとしてトーナメント審査を行い表彰した実績は評価できる。各種立入検査における指摘事項には適切に対応して改善している。
評価結果の前回比較
取り組み
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トップリーダー表彰
月に一度、全職員の前で優れた取り組みを行っている個人・チーム・部署を表彰しています。手本となる事例を全スタッフに共有することにより、医療の質向上を目指しています。
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院内学会
毎年11月に開催。他拠点からの参加を含め、15の演題が集まります。2019年度は、ポリファーマシーについての追加調査を行った結果を分析した薬剤科の演題が、優秀賞を獲得しました。
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ケアリンピック
ケアの標準化と質向上を目的とし、ケア技術の院内競技会を実施。病棟を1チームとしてすべての病棟がエントリーし、トーナメント方式で技術を競いました。
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ポジショニング研修
看護職・介護職、全ての病棟スタッフを対象とした、オムツ交換や体位変換等の技術研修。各病棟で指導ができるように全員が受けられるよう長期にわたり実施しました。
領域1 | 患者中心の医療の推進
療養環境の整備と利便性
1.6.1 | 患者・面会者の利便性・快適性に配慮している
審査結果報告書より
バス停は病院前にあり、総合案内にはケアワーカーを配置し、売店は365日稼働し、品数も整っている。また、入院患者は入院費と一緒に精算可能である。洗面・整容など入院生活を支える設備面は整い、携帯電話は使用場所を明示している。正面玄関のエントランスを通ると「まってるラウンジ」がある。「フィルカフェ」は、平日10:00~18:00の運営である。「まってるライブラリー」は、自然・動物、家族の在り方、噛みしめる言葉など 11のジャンルで書籍・雑誌を整えている。「レタールーム」は 3種類の便箋を準備し、①入院患者や隣接のホスピタルメント入居者に宛てた手紙、②患者自身が退院する日の自分に宛てた手紙、③友人や家族に宛てた郵便(切手必要)に区別し、「まってるポスト」も3種類の投函口がある。また、室内には色鉛筆やインク、水彩マーカー、万年筆なども準備している。「シェアルーム」は、完全予約制で家族などと貸し切りでプライベート時間を過ごすことができ、ケーキの予約も可能である。「まってるラウンジ」の配慮は高く評価したい。院内ギャラリーでは絵画を毎月入れ替え、美花隊(専門スタッフ)による季節の花も植えている。
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まってるラウンジ
「病院は、大切なものに気づける場所」へ。2019年4月、さくら館1階をフランスの絵本「まってる。」をモチーフとした空間へとリニューアル。患者さまやご家族、ご来院の皆様が心和ませ、新たな気づきを得ていただけるような空間を目指しました。
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フィルカフェ
本場イタリアで開かれるジェラート祭で世界チャンピオンとなった日本人がつくる世界一のジェラートや、ハンドドリップのスペシャルティコーヒーが味わえます。
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ライブラリー
「明日が楽しみになる本」をテーマにブックディレクターがセレクトした、11カテゴリーの本が並びます。本の選定には、患者さまにも参加していただきました。
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レタールーム
心を落ち着けて自分の思いに向き合う場所に。大切な人や未来の自分に宛てた手紙が書ける便せんと、万年筆や色鉛筆などの筆記具や、手紙を楽しく彩るスタンプもご用意しています。
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シェアルーム
家族が集まるリビングのように。完全予約制のシェアルームは、貸し切りで家族やご友人とプライベートな時間をお過ごしいただけます。ケーキのご予約や飾りつけのご依頼もお受けします。
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花いっぱいの病院
桜や向日葵、コスモスに椿。病院の庭や周りには、四季の移り変わりを楽しんでいただけるよう、季節を彩るさまざまな花を植えています。院内に咲くたくさんの花々や草木は、花木を手入れする専門スタッフ「美花隊」が一つひとつ育てています。
領域2 | 良質な医療の実践1
チーム医療による診療・ケアの実践
2.2.16 | 栄養管理と食事指導を適切に行っている
審査結果報告書より
入院時に管理栄養士がグリム評価を用いて低栄養リスクを把握し、歯科衛生士は入院患者全員の口腔の状態を把握している。NSTチームが関与し、対象者には KTバランスチャートを用いて計画立案している。また、「口から食べるプロジェクト」が設置され、マネージングドクターとして呼吸器内科の医師とVE検査医師、ディレクター看護師(KTSM実技認定者)を中心に管理栄養士・歯科医師等の多職種から構成されている。1年間食べられなかった患者が5か月後に軟飯・きざみ食で必要カロリーが摂取できるようになった実績がある。チーム活動の一環として食事サポータ養成講座の開催や、介護食料理教室を開催するなど多岐に渡っている。食事環境・姿勢の調整を行い、食べたい意欲をサポートするために四季彩膳や郷土食バイキングなどを取り入れ、栄養・食事への種々の活動は高く評価できる。
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2019年度実績 口から食べるプロジェクト
「口から食べる」ことは、生命維持のための栄養・水分補給だけでなく本来的な欲求にもとづく行為。精神面の安定にもつながり、「生きる力」となります。患者さまに食べる喜びを取り戻していただくとともに、生活の質の向上にもつなげたいと、病院を挙げて活動しています。
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多職種のチーム医療で包括的ケアを実践
医師をはじめ、看護師や管理栄養士・セラピストなどのコメディカル、事務スタッフも関わり、それぞれの専門的な視点から患者さまをサポートします。
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KTバランスチャートを用いた科学的評価
NPO法人 口から食べる幸せを守る会理事長の小山珠美先生が作成されたKTバランスチャートを用いて患者さまの状態を評価します。強みと弱みを可視化し、アプローチを行います。
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知識と技術のアップデート
看護師・介護職全員が実際の食事介助をロールプレイングしながらの実技セミナーを受講。口から食べる幸せを守る会のセミナーにもたびたび参加し、知識と技術の向上に努めています。
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歯科衛生士による口腔ケア
歯科衛生士が入院時口腔審査を行い、虫歯や噛み合わせ、義歯の状態などを総合的に評価します。また、歯石除去や口腔ケアにより、誤嚥性肺炎の予防に努めています。
領域2 | 良質な医療の実践1
チーム医療による診療・ケアの実践
2.2.18 | 慢性期のリハビリテーション・ケアを適切に行っている
審査結果報告書より
療養病棟では、月13単位以上のリハビリ介入があり、患者の 90%以上にリハビリを実施している。入院時に看護師が摂食嚥下スクリーニングを行い、VF検査を年に17件、VE検査を年に65件実施している。ほぼ全患者が歯科受診し、看護師・歯科衛生士による口腔ケアやパタカラ体操以外に、歯科衛生士・ST・看護師による摂食機能療法を年に13,060人に実施している。経管栄養患者が比較的多いが、クチタベ入院患者も含めて経口摂取が可能になった約20例/年があり、評価できる。農園の集団活動後、収穫した野菜を患者が加わって調理して食べる活動も高く評価できる。リハビリ療法士が栄養管理計画書に記載した1か月後の活動係数を参考に、「リハケア栄養」として管理栄養士が関わり、退院時の体重減少が少なくなっている。また、「リハ薬剤」の活動も開始したところである。神経内科、脳神経外科常勤医の関わりがあり、コミュニケーション障害へも対応している。
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県内最大級のリハビリテーション室
700㎡の広いリハビリテーション室に、最新鋭リハビリ機器を完備。理学療法・作業療法・言語聴覚療法、全ての分野において、効果の高いリハビリに努めています。
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168名のリハビリスタッフが在籍するリハビリテーション部
168名のリハビリスタッフが在籍し、手厚いリハビリテーションを提供しています。病棟機能別の症例検討会や学会の伝達講習会等、知識と技術の向上にも取り組んでいます。
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年間13,060名に実施する摂食機能療法
口腔内や嚥下状態から全身状態まで、歯科衛生士・言語聴覚士・看護師による包括的なアプローチを行い、患者さまの「食べる楽しみ」を取り戻すサポートを行っています。
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脳血管疾患リハ×社会復帰サポートプログラム
社会復帰サポートプログラムとして、自動車運転再開支援や復職支援を実施。脳血管疾患の患者さまが不安やストレスなく在宅復帰・社会復帰ができるようサポートしています。
領域2 | 良質な医療の実践1
チーム医療による診療・ケアの実践
2.2.19 | 療養生活の活性化を図り、自立支援に向けて取り組んでいる
審査結果報告書より
月に1回、イベントに合わせて行事食が提供され、家族の参加もある。家族と共に特別な日を迎えられるように、孫の誕生会や成人式、結婚式を一緒に楽しんでもらえる「シェアルーム」があり、月に21件ほどの利用がある。また、「まっているポスト」が設置され、家族からの手紙や「退院後の私」などを書いて投函し、患者自身に届けられるシステムがある。患者の社会復帰への意欲を高める取り組みがあり、高く評価できる。
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イベント
患者さまに心が明るくなるようなひとときを提供したいと、毎月一度イベントを実施しています。非日常の楽しみは、離床やモチベーションの向上にも一役買っています。
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行事食(四季彩膳)
四季を彩る食材を使い、普段とは少し趣を変えた豪華なお食事をご用意します。ご家族と楽しい時間を過ごしていただきたいと、月に一度イベントと同日に実施しています。
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まってるラウンジ | シェアルーム
患者さまが家族や友人とプライベートな時間を過ごせる場所に。子どもの誕生会や結婚式、クリスマスパーティーなど、さまざまな家族の行事がここで行われています。
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まってるラウンジ | レタールーム「退院する日の私へ」
未来の自分にメッセージを託せる便せんを設置。退院後にやりたいことや、頑張った自分への労い、退院して社会に復帰する自分へのエールなど、さまざまな思いをリハビリや療養の励みに。
領域3 | 良質な医療の実践2
良質な医療を構成する機能1
3.1.4 | 栄養管理機能を適切に発揮している
審査結果報告書より
食材搬入から食器保管まで一連の流れでの衛生管理は良好である。調理室の床はドライ使用であり、清潔・不潔の区別も色分けしている。調理器具の保管などの衛生面も問題ない。栄養管理部の事務室は透明ガラスのため廊下からオープンに見ることができ、清潔感のある事務室である。嗜好調査は年2回行い、若年層の入院増加により嗜好も多様化しており、病棟にリクエストボックスを設置し、患者のリクエストに応じる「リクエストメニュー」にも取り組んでいる。「日本を旅する故郷の味めぐり」と称し、摂食量増加を目的に各県の代表的な食を週1回提供し、1年で日本一周するユニークな取り組みを継続している。四季彩膳は、四季を飾る食材や普段使用しない食材を取り入れ、月1回の行事食として弁当箱やプレートにて提供し、家族にも同じ食事を提供しており、患者と一緒に楽しめる行事である。また、誕生日にはバースデーケーキを作り、バイキング形式でおやつを選ぶことができる楽しい企画も行っている。水分補給のためお茶ゼリーなどの工夫もあり、食器類は全て砥部焼で使い勝手を検討したオリジナルの陶器を使用し、種々の取り組みは高く評価できる。
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嗜好に合わせた食事提供 | リクエストメニュー
ラジオで音楽をリクエストするように、食べたいものを病院にリクエスト。抽選で選ばれた方のメニューを、管理栄養士が考慮した上で提供します。
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摂食量増加の取り組み | 日本を旅する故郷の味めぐり
メニューに興味を持ってもらい、食べる楽しみを取り戻すきっかけに。地元や旅行で訪れた場所、縁もゆかりもない土地。郷土の料理は、興味と感情を動かします。
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選択する楽しみ | おやつバイキング
選ぶ楽しみを感じていただける機会として、誕生日を迎える喜びを皆で祝う場として、毎月開催しています。季節感たっぷりの華やかな特別メニューで、食べる意欲を刺激します。
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食を日常の営みに | 砥部焼
器は、食事のおいしさを演出する大切な要素のひとつ。色や形、手になじむ重さや大きさ。産地へ赴き、使い勝手を検討してつくったオリジナルの「砥部焼」の器を使用しています。
領域4 | 理念達成に向けた組織運営
人事・労務管理
4.2.4 | 職員にとって魅力ある職場となるよう努めている
審査結果報告書より
入職者には、採用後20日、1か月、6か月、1年後に面談が行われている。看護部運営会議やリハビリ部運営会議、外来運営会議、薬剤科会議などやミーティングが行われている。また、職員満足度調査も実施し、ハラスメントの相談も含めLINEで相談できる体制である。保育所は病児保育も可能であり、病院敷地内のため小児科受診も可能である。職員食堂は手作りにこだわったバイキング方式で提供し、大盛りでも料金の半額350円の自己負担である。食事内容は季節の食材も活用し評判が高く、職員以外の外部からの依頼に対応するため限定 20食(予約制)をフィルカフェで提供している。職員宿舎は、看護・介護職や新入職者を対象に整備され、売店では社員証カードを利用し、給与控除も可能である。慶弔制度もあり、国内外への社員旅行も毎年実施している。プライベートビーチやグル ープの体育館の利用、ジム施設の社員割引、子供の就学時のお祝い品授与、バースデーケーキ支給など多くの福利厚生の制度がある。就労支援は、夜勤専従看護師や育児短時間勤務、勤務時間のスライド制を導入し、復帰時のフォローアップ体制も構築している。職場環境への姿勢は高く評価したい。
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フォローアップ | 入職後面談
入職後20日、1か月、6か月、1年後に新入職者の面談を実施し、長期にわたりフォローアップ。不安や困っていることなどを早期に解消し、新しい職場になじめるようサポートしています。
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就労支援 | 院内保育園+病児保育
病児保育も実施する敷地内保育園。急な発熱や授乳などの場合もすぐに駆けつけられ、院内で小児科外来の受診も可能。英語のクラスやイベントなど保育内容の充実も図っています。
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福利厚生 | 社員食堂
毎日厨房で手づくりしているランチは、デザートまでついて1食350円。熊本県産の素材をメインに使い、ビュッフェ形式で提供する食事は品数たくさん、おいしくて栄養たっぷりです。
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福利厚生 | 社員旅行
毎年、スタッフを社員旅行に招待。異文化に触れ一流のおもてなしを体験し、見聞を広めて患者さまやお客さまに還元する、成長の旅です。他の拠点や部署との交流のきっかけにも。
※各イベントは、病院機能評価受審時点(2020年2月)時点の取り組みを紹介したものです。
現在は、新型コロナウイルス感染対策のため、中止しているものがございます。(2020年8月時点)