院内での「口から食べる」取り組みを表彰する、
クチタベアワード2016が開催されました。
 
昨年から始めたイベントで、今回が第2回となります。

 

事前に各部署、クチタベに関する取り組みを応募したところ多くの応募があり、

その中から今年は全18個の取り組みがノミネートされました!
 

 
食べれるようになった事例や部署で工夫している取り組み、
個人で頑張っているスタッフの推薦などがノミネートされています。
 

 
社員食堂に専用ポストを置いて、「クチタベ総選挙」を行いました。
全職員、ひとり2票の投票をすることが出来ます!
 
昼食時にはノミネート掲示ボードの前にスタッフが集まり、
投票用紙を投函していきます。
 
※部署名・個人名は伏せてあるので、
内容だけで「いいね!」と思う取り組みを選んでもらいました!

 

一週間の投票期間を設けた後…
 
月に一度、全職員が集まる全体一致にて「クチタベアワード表彰式」を開催しました。
 

 
今回も多くの票が集まり、第1位はなんと150票!
 
第3位までを金・銀・銅賞として表彰しました。
 

 

 
今回、第1位を獲得したのは、
誤嚥性肺炎を繰り返し何度も入退院を繰り返されており、
約2年間栄養摂取方法は経管栄養だった患者さまへの取り組みです。
 
入院時から「どうしたら食べれるか」を考え、
口から食べるプロジェクトディレクターナースの建山へ
相談・介入依頼をしたり、
 
ただ食べれるようになるだけでなく、
「どうすればご自分で食べれるようになるか」を
介護計画にも目標として掲げていました。
 
日々、病棟全体で取り組んだ結果、
ご自分で食べれるようになり、施設へ退院されることに。
 
ご家族は
「2年ぶりに見ました。
父が自分で食べている姿を見るのは久しぶりなので…嬉しいです」
と涙を流して喜ばれました。
 
病棟全体で「どうすれば出来るか」を考えている点と、
ご家族の思いに皆が心を打たれた症例でした。

 

第2位 銀賞を獲得した取り組みは、
「食べるための口づくり」として口腔ケア技術を高める「いい口の日」、

第3位 銅 賞を獲得した取り組みは、
人工呼吸器を離脱して経口摂取へ移行出来た症例でした。

 


 
金賞:南館3階病棟
 

 
銀賞:リハビリテーション部 歯科衛生士
 

 
銅賞:本館4階病棟

 

受賞した部門に限らず、病院・在宅部門
全体的によく口食べに取り組んでくれていました。
 
来年の第3回クチタベアワードは
更に良い取り組みがノミネートするのかと思うと楽しみです!