病棟の看護職・介護職全スタッフ向けに食事介助実技セミナーを始めました。

講師は、口から食べるプロジェクトディレクターナースの建山です。

「患者さまの気持ちになって食事介助を行う。ひとつひとつの行為に、言葉と心を添える。」

というテーマのもと、当院オリジナルのテキストを作成しました!

 

◆セミナー内容◆

①食事前の環境設定

デイルームで患者さまが安全に、食事に集中できるような環境作りを行います。

 

②食事前のポジショニング・シーティング

ベッド・車椅子に乗って患者さま体験をしながら正しいポジショニング・シーティング方法を学びます。

 

起こす角度やクッションでの固定による安定感、背抜き・足抜きでの体にかかる圧力軽減の重要性を実感しています。

 

③食事介助の方法

スタッフ同士でお互いに食事介助を行うことで、患者さまにとって不快・危険な食事介助法があるということを学びます。

普段当たり前にしている食事介助でも患者さまにとっては不快なこともあるんですよね。

逆に、どんな介助であれば安全に、安心して食事ができるのかを自分で感じることで、

正しい食事介助方法を習得していきます。

 

このセミナーで一番重要視していることが、「患者さま体験」です。

ベッドに寝た状態から、ギャッジアップされて体を起こすと患者さまはどのように感じるのか、

身体が自由に動かない状態で、他人から食事介助されると患者さまはどのように感じるのか、

などなど、「患者さま体験」で感じることが多いセミナーです。

 

看護部が受講終了したら在宅部門のスタッフへもセミナーを実施する予定です♪

まずは看護部全スタッフのセミナー受講完了を目指し、毎日頑張っていきます!