昨年度、リハビリテーション部の退院支援チームでは「退院支援共育プロジェクト」を実施。3名のエキスパート生が誕生しました! 

退院支援共育プロジェクトとは?

2年前からスタートしたプロジェクトです。退院支援に関する知識の底上げのために、在宅のLet’s!や地域連携室と協力して講義を開催。講義を重ねるなかで、「退院支援をだれに相談すればいいのかわからない」といった声や「自分のやっていることが正解かわからず答える自信がない」「指導方法がわからない」という声も聞くようになり、退院支援の相談先を作ろうということで、エキスパート生の育成プログラムの運用を実施しました。

退院支援共育のエキスパート生の紹介

2023年3月16日に開かれた教育実践報告会では、3名のエキスパート生が発表を行いました。

南館2階病棟 理学療法士
本3病棟 2年目PTの共育を担当。自宅退院を希望される廃用症候群の患者さまに対する目標設定および退院支援のサポートを行いました。

さくら4回復期病棟 作業療法士
さくら4病棟 3年目OTの共育を担当。復学を希望されるびまん性軸索損傷により記銘力低下がみられる患者さまに対する目標設定および退院支援のサポートを行いました。

Let’sイエリハ! 言語聴覚士
さくら4病棟 3年目STの共育を担当。ラクナ梗塞により入院され自動車運転再開支援を希望する患者さまへの目標設定および退院支援のサポートを行いました。

今後の展望

このプロジェクトを通して、入院された患者さまが退院され、実際に生活を送られた際に、「桜十字でよかった」と思っていただけるよう、「生きるを満たす生活支援」を体現できるエキスパート生の育成を、退院支援チームで担っていきたいと考えております。
また、今後の課題として医療、介護双方間の連携(実際の退院後の生活を通して振り返る時間)の強化を行っていき、より生活を意識した支援に近づけていきたいと考えております。