9/21(土)、桜十字病院リハビリテーション室にて、第15回目となるNST研究会を開催いたしました。リハ栄養などに興味を持つ方々、200名以上に来場のお申し込みをいただき、当日も大変賑わいのある講演会となりました。

倉津院長ご挨拶&森永乳業クリニコ株式会社より情報提供

はじめに、桜十字病院倉津純一院長より、開会のご挨拶を行いました。ご参加いただいたみなさま、ご講演くださる若林先生への感謝、そして今回のNST研究会に期待することをお話いたしました。

その後、共催の森永乳業クリニコ株式会社より、品質や味わいにこだわった栄養補助食品などの情報提供をいただきました。

【一般演題】
桜十字病院 理学療法士 髙野敬士

次に、桜十字病院の理学療法士、髙野より「“超職種型”多職種連携の取り組み ~脳出血後の長期人工呼吸器管理から離脱し食事獲得できた頚髄損傷例~」と題した一般演題を行いました。

「職種ごとの役割が明確化されすぎている点」に着目し、患者さまが求めている部分に対して、チームで「面のサポート」を行っていく必要があるのではないか、と考察を立て事例を交えながら「超職種型」の取り組みについてお話しいたしました。講演後には、他院で働く理学療法士の方からも質問をいただき、大変有意義な情報交換の場となりました。

【特別演題】
東京女子医科大学 リハビリテーション科教授 若林秀隆先生

そして今回の特別ゲスト、東京女子医科大学 リハビリテーション科教授、若林秀隆先生にお越しいただき、「リハ・栄養・口腔の三位一体の取り組み」と題して、ご講演いただきました。「栄養リハ」「サルコペアの嚥下障害」「医科歯科連携」「こころのリハ栄養」といった4つの小テーマのもと、実際の症例とともに「リハ・栄養・口腔が双方に関わり合うことの大切さ」についてお話しされました。特に参加者も興味を示していた「こころのリハ栄養」においては、「マイナスを0に近づけるのではなく、0からプラスを増やしていく」重要性をご教示くださいました。そのお話の中で、桜十字病院を見学した時のことについてお話しいただき、「桜十字病院はスタッフの心にとっても良い環境なのではないかと思った」といった率直なご感想は、私たちスタッフにとっても大変嬉しいお言葉でした。桜十字病院は今後も患者さま、そしてスタッフの「こころのリハ栄養」について、改めて考えてまいります。

▼桜十字病院のスタッフはもちろん、ご参加いただいた皆さま真剣に講演を聞いていらっしゃいました。

著書販売&試供品提供

講演開始前、終了後には森永乳業クリニコ株式会社による栄養補助食品等の試供品配布や若林先生の著書販売を実施いたしました。講演の中でもお話があった、特に講演終了後は興味を持っている方々が多くいらっしゃいました。

参加者アンケートも実施

今回の参加者には講演終了後にアンケートにご協力いただきました。
その一部を紹介させていただきます。

第15回NST研究会

今年も若林先生をはじめ、みなさまのご協力のおかげでNST研究会を開催することができました。桜十字スタッフ一同、今回の学びを踏まえ、より一層患者さまの栄養サポートに努めてまいります。次回開催もお楽しみにお待ちください!