この度の地震に被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
二度の大きな地震による被害は甚大なものが御座いますが、
過去最多ともいう余震に不安な日々を過ごされている方も多いことでしょう。
かく言う私も、自ら被災者になるとは考えた事も有りませんでした。
今はただ、負けてなるものかと、復旧に向けてもがいている次第であります。

当院においても多くの職員が被災しており、体制が整わない中ではありますが、
こういう時だからこそと多くの職員の協力を得て、
なんとか医療機関としての機能を維持し続けている次第であります。
建物の一部は破損し使用出来ない状態ではありますが、
復旧はともかく、幸いにして当座の医療行為は可能な状態であります。

これは一生に一度遭うか遭わないかの天災ですが、
一刻も早い病院の復旧、皆さんの日常の回復、熊本の復興、
患者さまに十分な三食の提供が出来る環境の回復に向かって、
皆さんと共に頑張っていきたいと思います。

また、遠方の皆様のご支援は、私と当院の心強い励みになっております。
十分な感謝を申し上げる事が出来ず、申し訳ありませんが、
今はただ、本当に有難う御座いますとだけ申し上げさせて頂きます。

桜十字病院 理事長
西川 朋希