スタッフ教育
新人教育
当院では、独自の新人スタッフ教育体制を整えています。
プリセプターシップ
新人セラピスト(プリセプティー)一人ひとりにそれぞれ先輩セラピスト(プリセプター)がついて、一定期間マンツーマンの指導を行います。新人セラピストのリアリティショックを緩和し、安心して仕事に取り組める環境での成長をサポートします。
リアリティショックとは?
辞書的には、現実が理想とかけ離れていることを意味します。学生のときに実践していたことが現場で通用しないことや、実際職場に出て何もわからないことなどにショックを受けることが多いのです。
プリセプターが相談役に付き、日常業務から疾患の学習、精神的フォローを行います。
プリセプターは、プリセプティが自立したセラピストに成長するよう、優しく、時には厳しく指導を行います。悩んでいることや困ったことがないか常に気を配り、プリセプティの気持ちに寄り添う相談役としてフォローします。さらにアドバイザーが第三者的な視点からプリセプティ・プリセプターをフォローします。
疑問点や課題をその場で解決できるよう、日報をもとに面談を実施。一貫した教育ができるよう、指導確認表をもとに教育にあたります。
私のノート
プリセプティーの業務日誌。その日起こった出来事や疑問点、不安に思ったこと、解決できたと思うことなど、プリセプティーが持つ課題を共有する目的で設けています。疑問や不安をため込まないようフォローします。
新人教育プログラム
入社から2ヶ月間、リハビリに必要な基礎知識や技術の早期習得を目指し、先輩セラピストによる講習会を実施。現場に即した技術や知識を学ぶとともに、スタッフ間のコミュニケーションをはかる場にもなっています。
2018年度プログラム実績
- オリエンテーション
- リスク管理(血圧測定含む)
- トランスファー
- ADL評価(FIM・BI)
- 認知機能評価
- ROM-ex
- Stretch
- プリセプター指導確認
- Ms-up-ex
- 評価(上肢)
- 評価(下肢)
- 呼吸
- 物理療法
- 摂食・嚥下
- 言語
- 義肢・装具・車椅子関係
- 園芸療法
- 住宅改修と福祉用具
- 書類作成
新人発表
入職から半年間のまとめとして、新人による症例発表会を実施。症例やテーマの決定、評価やアプローチ、レジュメ・発表資料の作成まで、プリセプターが相談役としてサポートします。発表には他部門・他職種スタッフも参加でき、将来の学会発表等も見据えた練習にもなります。先輩セラピストや医師のアドバイスも受けられる貴重なチャンスです。
プリセプティーミーティング
プリセプティーと新人教育班が参加し、プリセプティー個人の不安や、プリセプターにも言いづらいと感じている悩みや新人同士だから言えることなどを話し合います。ミーティングの内容は、不安の解消や今後の指導に役立てます。
リハビリテーション部 教育委員会組織図
桜十字病院 教育委員会
リハビリテーション部 教育委員会